© 2024 Joji Kurisu
記憶・周辺・パーラメント 7
記憶・周辺・パーラメント 6
「なぜか下半身が写されずまるで天空からぶら下がっているかのようにも見える黒い鳥のぼんやりとした真っ黒な表情に驚かされるのだが、それがぼんやりと見えるのはおそらくその顔の中の白い点、小さな目が白目だけになっているように見えるからだろう。そのぼんやりとした視線を頼りに写真をたどっていくと、いくつもの時間、いくつもの場所を通り過ぎ、ありえない出会いを繰り返した挙句、池なのだろうか、水面に浮かぶ天空の白い月影に吸い寄せられる。黒い鳥の目と水面に浮かぶ月影を結ぶ白い視線の徘徊と蛇行、切断と接続の下に広がる世界の姿。それは限りなくリアルである故に限りなく遠い。この白い視線を頼りに、われわれは失われた下半身の視線を獲得しなければならないだろう」ー樋口泰人
記憶・周辺・パーラメント 5
「意識深層に響く映画のよう」ー石井岳龍
記憶・周辺・パーラメント 4
「視点とアングル、反復とアシンメトリー、地表とアルケオロジー、相対した二項より第三項を析出する、秘蔵の写真家にしてアーティスト、栗栖丈璽の蓄積と環境のアッサンブラージュ」ー松村正人(批評家)
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